Written by ART Driven Tokyo

美術館に行く理由って、もちろんアートを楽しむこと。でも、実は「レストラン目当てで行きたくなる美術館」ってあるんです。今回は、展示を見たあとにお腹まで満たされちゃう、そんな美術館を3つご紹介します。美術館デートにも、のんびり一人時間にもぴったりですよ。
根津美術館(南青山)
まずは、南青山にある根津美術館。特別展で展示される国宝の《燕子花図》など、有名な日本美術をたっぷり見たあとに行きたいのが、併設されている「NEZUCAFÉ」。ガラス張りのカフェからは、手入れの行き届いた庭園が広がっていて、ほんとに静かで癒されます。ミートパイ&サラダやスイーツ、抹茶ラテなんかをいただきながら、ゆったりした時間が過ごせます。青山とは思えないほどのんびり空間、贅沢!
三菱一号館美術館(丸の内)
丸の内の三菱一号館美術館。明治時代の洋館を復元した、レトロでオシャレな建物です。開国間もない日本政府が招聘した英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計されました。全館に19世紀後半の英国で流行したクイーン・アン様式が用いられています。
ここの「Café 1894」がまた最高で、昔の銀行営業室だった重厚な空間をそのまま活かしています。天井が高くて、木のインテリアも素敵で、なんだか明治の時代にタイムスリップしたみたい。ランチもティータイムも◎、夜はバーになるので大人な雰囲気も楽しめますよ。
現在、行われている「異端の奇才 ビアズリー展」(2025年2月15日から5月11日)の会期中は、展覧会にちなんだメニューを楽しめます。オードブルに「真鯛とクスクスのサラダ」、メインに「国産牛ハンバーグステーキ」。ビアズリーの特徴である白と黒の表現から着想を得たプレゼンテーションが注目されていて、行列ができる人気です。
東京富士美術館(八王子)
最後は、ちょっと郊外の八王子にある「東京富士美術館」。世界中の名画や工芸品が見られる穴場スポットです。ここにある「レストラン・セーヌ」は、明るくて広々した店内で、カジュアルなフレンチが楽しめるんです。「エディブルフラワーのガーデンパンサラダ」は、見た目も華やか!展覧会を見たあとのご褒美感がすごい。
アートも好き、ごはんも好き、そんな欲張りさんにこそ行ってほしい3館。ぜひ「今日は美術館でランチでもしようかな」なんて気分でお出かけしてみてくださいね。