会期:2023年11月18日(土)~2023年12月2日(土) 会期終了
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佐竹広弥は1985年生まれ。東京藝術大学大学院版画専攻を卒業した。
無数に描いたスケッチの中にある、木の実や蕾などの植物や、自然物の造形を観察した時の様々な形の断片や有機的なイメージ。これらの心の奥底に眠る風景を照らすように、メゾチント技法の小さな光の粒や絵の具による無数の水滴たちが、彼方へと広がっていく。光と影を調合する幾多のプロセスの中で、作品が現実の世界に羽ばたく瞬間を追い求める。
これまでは銅版画作品のみの展示であったが、作家活動のルーツや制作過程での技法同士の繋がりを感じ、今回は新しい試みとしてタブロー、メゾチント、モノプリント、ドローイング、立体など、技法を限定しない自由な展示を予定している。佐竹広弥の集大成そして通過点となる展示が期待できる。
編集部のひとこと
「ひとつひとつのオブジェクトに生命と個性を感じて、見飽きない。森のなかで拾った松ぼっくりを、引き出しに入れたときのように、ひとつひとつに思い出を感じる」
展覧会概要
会 場: TomuraLee
展覧会名:「水滴の彼方へ」
会 期: 2023年11月18日(土)~2023年12月2日(土)
10:30~18:30(土曜日は18時まで)
日月祝休廊
住所:東京都中央区銀座3-9-4 第一文成ビル603
連絡先:tel:03-6264-2536 / mail:info@tomuralee.com
instagram, twitter:@tomuralee