Selected by ART Driven Tokyo

「女性活用」や「ダイバーシティ」が叫ばれていますが、現代アート界はすでに“実践済み”なんです。現代アートを扱う主要な美術館の館長は、国際経験豊かな女性たちです!
国立新美術館・逢坂恵理子さん
パンデミックを耐え、2022年春に行われた展覧会「ダミアン・ハースト 桜」は、国内外のアートファンに大きな喜びをもたらしました。逢坂さん率いる国立新美術館は、ファッションやアニメ、建築、デザインの展覧会も大得意。
森美術館・片岡真実さん
六本木のランドマーク、森美術館の館長、片岡さんは、世界で最も権威があるアート誌のひとつ「ArtReview」の“現代アートを牽引する100人”にも選ばれているすごい人!
ヘイワード・ギャラリー(ロンドン)インターナショナル・キュレーター(2007~2009年)のキャリアもあり、森美術館では、いつ行っても、世界水準の現代アートを楽しむことができます。海外からの来館者も多く、世界を意識した展示が魅力です。
金沢21世紀美術館・長谷川祐子さん
アニメやマンガも語れる感性で、若者にも大人気。東京のメジャーな美術館と並んで、国内トップ3の入館者数を誇るのも、長谷川さんが率いるチームのセンスが、「現代アートってちょっと難しそう」を、「楽しい!」に変えたからなんじゃないでしょうか。
お三方とも実力と人望でその地位に立っていて、でも、全然エラぶらない。日本企業の人事担当者さん、美術館に通って、彼女たちの言動を観察したらいいんじゃないかと思うぐらい、現代アートは、しなやかに「未来の日本のあり方」を提示している気がします。