Selected by ART Driven Tokyo
お花見したいけれど、意外と外に出る時間ってないものですよね…そんなときは、おうちで名画を眺めながら“アートなお花見”を楽しんでみませんか?春の花を描いた名画を3つご紹介します。
①ゴッホ 「アーモンドの花」

アーモンドの花 1890年
Photo: wikimedia commons
見た瞬間、「あ、ゴッホだ!」と思うような独特の筆づかいが魅力です。この絵は、ゴッホの甥が誕生した年に描かれたものです。ゴッホは、甥の誕生を「言葉に言い尽くせないほど」喜びました。
青空をバックに咲くアーモンドの花が、希望に満ちた春の訪れを感じさせてくれます。よく見ると、現実の空と同じように、ゴッホが多くの異なる青の色合いを使っているのが分かります。
②モネ 「花咲く果樹園」

花咲く果樹園 1879年
Photo: wikimedia commons
印象派の巨匠モネによる「花咲く果樹園」。やわらかな光の表現が見事で、春の陽気な空気まで感じられる一枚です。光を描くことにこだわったモネ、さすがの空間表現ですね。
絵を見ているだけで、果樹園の中を歩いている気分に。
クールベ 「花咲くリンゴの枝」

花咲くリンゴの枝 1872年
Photo: wikimedia commons
写実主義の画家クールベが描いた「花咲くリンゴの枝」。静かな背景の中で、リンゴの花がしっとりと咲いています。華やかすぎないところが、逆に春の繊細さを引き立てています。
巨匠たちの競演によるお花見、いかがでしたか? 花は絵画の重要なテーマのひとつですが、巨匠が描く花は、さすがですね。ART Driven Tokyoの「おうち美術館」で楽しむ贅沢、あなたの生活に加えてみてください!